pipipi
加藤将太です。重力波、熱いですね。書いていきましょう。
①加藤将太の話
②考えること
③近代的報告
①加藤将太の話
ついこの間、温泉旅行行ってきました。那須高原。そこで出会った「鹿の湯」の話をします。
宮地楽器の本間さんと行ったのですが、やばい。「48度の風呂がある」と本間さんから聞いていて、まぁちょっと熱いくらいだろ、と思っていたのが甘かった。
まず、41度から順々に入っていき、42、43、44、46、48度(女性は46度まで)とどんどん上がっていきます。
その習わし通り僕と本間さんも順々に入っていき、44度までいきました。もうこの時点で馬鹿みたいに熱い。「本間さん、これ、46度、48度のブースいけないっすわ。」僕らは42度くらいの所で温まって、出よう。それでも良かったのかもしれません。
同じ44度にいたおじちゃんが湯気の奥に消えていきました。本間さんも41度の方に戻っていきます。湯気の奥、46、48度のブースからは爺さん達の楽しい笑い声が聞こえます。
男ならたぶん分かる。ナメられたままでは帰れない。入らないままでは帰れない。ここで男を魅せないでいつ魅せる!!
僕はゆっくりと湯気の奥に向かって歩き出しました。
ピタッと笑い声が消えました(勘違いでしょう)。5人のおじちゃん達がこっちを向きます。まるで僕を試すかのように(勘違いです)。ニヤニヤしながら僕が入るのを見ていました。そこは白く濁った46度。「お前に入れるのかよ」と風呂が話しかけてきます。ここで逃げたら男じゃない!!意を決して普通の風呂に入るかのように入りました。
瞬間、これが熱いという事かと悟ります。身体中が何か目を覚ますというか、焦る。なんでこんな湯に浸かるんだ、と身体中が騒ぎだします。声が出ます。いまだかつて経験した事がない暴力的な熱さ。震えます。そして、10秒過ぎた辺りから、体が痺れてきます。神経が麻痺し出すんです。痛いとかの話じゃなく、あ、体がヤバイんだなってなります。
そんな時、さっき同じ44度に入っていたおじちゃんがニヤニヤしながら「ちょっと失礼」と言って入ってきやがった。当然波が立ちます。そのひとつひとつの波が僕に襲いかかってきます。そしてそのひとつひとつの波に起こされるように、何度も何度も細胞が跳ね起きます。このクソデブ!と何度思ったか。でも、ここで出たら負けだ。その後、地獄を1分耐えて上がりました。48度のおじちゃん達が笑っていました。「坊主、また来いよ。」と。(妄想です)
結局、48度には入れませんでした。だけど上がった後の感覚は今でも忘れられません。全てを洗い流されたような、これが温泉の力か、なんて思ったりもして。全てを捨てたけど、得たものも沢山ありました。この世に入れない温泉があるなんて、思いもしなかった。男なら一度は行くべきだ。男を磨く、鹿の湯。是非に。
後から書いてある事に気付きました。あの野郎。。
②考えること
重力波の事を書きたいんですが、勉強不足の為断念…(笑)ドンドン宇宙が身近になってきますね。少し怖いです。
舞台の話をしますね。ついこの間、舞台「馬鹿とは、」千秋楽を無事に終えました。来てくださった皆様、ありがとうございました。胸くそ悪くなった方も沢山いると思います。とてもリアリティーのある舞台でしたから。でも、役者裏方一同、やれて後悔の無い作品だったと思います。
誰かに届いたでしょうか。忘れられないような作品になったでしょうか。表現者として僕が一番重要視している所です。一つ一つアンケート読みました。Twitter、Facebook確認しました。友達にどうだった?ってLINEしました。実際に会って聞きました。僕はいつも、確認してしまいます。
最近僕が住んでいる所で、深夜にギターを弾いている人が増えました。若い人。
時々、3人くらいで地べたに座って楽しそうにギターを弾いています。女の子もやっているのを見ました。そこに入ってお話ししたい訳でもないですが、時々凄い悲しくなります。
寒いなか、わざわざ駅前に行って、何かをやる。仲間が出来たら嬉しい。また駅前にいける。ここが私達の場所。僕達はいつの間に世界をこんなに小さくしてしまったんだろう。
こんな小さな地球の、こんな小さな島国の、こんな小さな駅前の、こんな小さなスペースで、なんで生きてしまってるんだろう。
なんで自分の場所なんて作るんだろう。世界は僕の物なのに。人のスペースなんて勝手に僕以外の誰かが作っただけの物なのに。
大体、自分で言った言葉は自分に突き刺さります。
僕は確認します。居場所を探します。いっつも一人だって事を忘れようとします。必死になって、下らない絆や人情や愛情、憎しみや哀しみにしがみついています。馬鹿だなぁと思います。
でも、そういうのはとっても幸せです。みんなが見てくれて僕は幸せです。
だから、怖くなります。
人間と人の違いを考えたことがあります。僕の中で人は複数で、人間は個人です。だから皆もその瞬間瞬間で人間と人を生きているなぁって考えています。こうやって区別したせいで、僕は矛盾しています。僕はどうやって生きていけばいいんだろうって考えます。
だから僕は、この世で一番大切なモノは何ですか?っていう問いには表現と答えます。皆さんはなんだと思いますか?
一生考え続けられる力が欲しいですよね。
③近代的報告
さぁ、現代がドンドン近代的になっていくなか、近代はもっと近代にいかなくてはなりません。拡げていきましょう。
次のliveは2月19日(金)、新宿marbleです!華の金曜。ライブ見て酔っ払って新宿の夜の街を楽しむのも、また人生です。君の世界だ!好きにやれ!!
そしてそして、4年に1度の閏年。2月29日(月)にはお世話になってる下北沢CLUB251にて、合同企画を行います!!この日のブッキングを担当してるCLUB251の有馬とは、僕もバンドを組んでて、言っちゃえば最強です。なんたって251は広いから踊りやすい。超強力な対バンなんで、是非足を運んでその足で踊ってください。
世界はドンドン近代的になりますが、音にノる時はいつでも原始的です。手をあげるか、手を叩くか、足を鳴らすか、体を揺らすかです。世界が変わっていく中、音にノる君は変わらないモノです。素敵です。是非、動きに来て下さい。僕もそんなみんなを見たいです。待ってます。
長くなりました。また!
次は小春!
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